武道関係の道具を包むのは大判の刺し子風呂敷が便利

    風呂敷の中でも刺し子を用いたものは、補強が入っているために極めて頑丈だと言われております。

    薄手の布ですが折り込みが密な生地に刺し子を加えることでさらに強くなり、解れても容易に補修が可能です。長年使った刺し子を補修すると、逆に味わいが出て愛着もますことになります。

    伝統的なのは白地の薄手のキャンバス素材や、藍染されたり抜き初めなどを加えたりなどのアレンジ、小紋柄などが人気になっているのです。

    武道関係には藍色や紺色などのカラーが定番であり、ウェアは柔道着などと同じ生地を使っており、激しい動きにも耐えて耐久性が高く、木綿のために洗うたびに詰まって柔らかくなります。

    小手や面などは逆に洗うことが基本的に出来ず、日常的にはよく絞った雑巾で表面を拭いたりなどが手入れ方法になるのです、だから通気性の良い風呂敷で包んでおくことが、匂いやカビを防ぐ意味でも相応しい運搬方法であり、簡易的な保存方法になります。

    大判の風呂敷はこうした大荷物にも最適であり、折り畳めばバッグの片隅に入るコンパクトなところも魅力的です。利便性が高いのでお気に入りの一枚を持っておけば、急な荷物の増加にだって対応が出来ます。

    丈夫な風呂敷

    風呂敷で運べるものや包めるものについて

    大判の風呂敷で地厚なものを用意しておけば、重量のある物だって安定して運ぶことが出来ます。

    特殊な布としてリップストップという生地があり、耐久性が高いだけではなく破れても文字通り破れがストップする構造なのですが、古来から日本には似た生地があるのです。

    それは刺し子と言われるものであり、布にステッチを加えて強度を増すだけではなく、幾何学的な文様になりデザインのアレンジも出来ます。刺し子をすることで万が一布が破れても、刺し子部分で破れが止まるようになっているという、言わば伝統的な古来から伝わるリップストップ生地なのです。

    風呂敷は結び方を工夫することで一升瓶を二本運ぶことが出来て、この結び方を瓶包みと言います。日本風の結び方になりますが、ワインなどの洋酒とも相性が良く、風呂敷で包んでからリボンなどを口部分に結べばそのままプレゼントが出来るぐらいオシャレな印象に様変わりするのです。

    お酒の包み方

    一枚の布だからこそ、アイデア次第でさまざまなアレンジが出来ます。
    身近なものでもアレンジ可能であり、例えばティッシュボックス包みでは、お気に入りの風呂敷のデザインを活用しながらボックスティッシュの印象をがらりと変えることが出来るのです。

    一枚ではなく二枚三枚を繋ぎ合わせれば、さらに自由度も上がるのでアイデアは無限に広がります。